いよいよ、床暖房工事の開始です。 今回のお宅は床がコンクリートのため、パネルタイプの乾式ではなく、温水管埋設の湿式工法で行います。 写真のように暖気が床に逃げないように床一面にスタイロフォーム(断熱材)を敷き込みます。 その上に鉄筋を並べ、温水パイプ(架橋ポリ)をまんべんなく取り付けます。 パネル式と違って変形空間でも隅々まで施工できるのもこの工法ならではです。 取り付け完了後、写真のようにコンクリートを流し込み、左官で仕上げれば完成です。 コンクリートの打ち込みは約10㎝、温水管の温度は約65℃、温まるまでに30分以上かかりますが、 コンクリートは熱容量が高いので一度温まったらほなかなか冷めません。 結果、ランニングコストの削減につながります。 関東ではあまり目にすることはありませんが、リビングの床をタイルで仕上げたい方には是非お奨めの工法です。