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築40年のマンション事情

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3月31日、4月1日開催のマンションリフォームの完成内覧会、
多くの方にご参加をいただき、ありがとうございました。
この場を借りて御礼申し上げます。

今回は築40年のマンションにお住いの方にご案内をさせていただきました。
そのため、リフォームを経験している方も多数いらっしゃいました。
その中でお伺いした皆さんのお悩みとご要望を多い順に3点紹介いたします。

1.浴室のバランス釜を外に出して給湯器を設置したい。
2.浴槽のまたぎの高さを低くしたい。
3.クロスの壁を健康素材の『珪藻土』で塗ってみたい。



1.浴槽のバランス釜
     これはかなり深刻な問題だと思います。
  40年前ならいざしらず、今でもほとんどのお宅がバランス釜の付いたユニットバスをお使いというのを聞き驚きました。
  お話を聞き、現場に伺うとその理由がわかりました。
  40年前のRC構造、それもこのような事態を予測することもできず、壁・柱・梁が配管経路を遮り工事を不可能にしているのです。
  また仮に配管できたとしても、既存の間取りに影響することも大きな原因でした。
  普通のリフォーム屋さんなら躊躇なくバランス釜付きのユニットバス(こういうものがあるんですね)を工事するのも止むを得ないのかもしれません。
  
 しかし!
 改めて現場を確認すると間取りにもさほど影響なく工事ができそうです!
 最初は床を上げて配管スペースを作ろうとしましたが、それも大工事です。
 ならば天井を!
 ちょっと難易度は高くてもこれならばいけそうです。
 不思議なのは、真剣に方法を模索し、確かで正当な技術をもってすればできることを何故皆やってこなかったかということです。
 工事業者の怠慢とは言わなくとも、もう少し思いやりがあってもいいのかも…というのが率直な気持ちです。

2.浴槽のまたぎの高さの問題
  これはバランス釜を外部設置(バルコニー等)の給湯器に変更すれば解決です。
  バランス釜がなければ、その分浴槽が広くなるので浴槽を低くできます。
     (現在打ち合わせの方の浴槽高64.5㎝ → 44㎝に変更可能)

3. 『珪藻土』
      既にご存知の方も多い健康素材。 ぜひ、お奨めします!
  お値段はクロスの3~4倍ほどでお高く感じるかもしれませんが、
  リビングや寝室のように特定するならさほどコストもかかりません。
  充分検討に値する健康素材です。(過去の当ブログをご参考ください)




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